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【2025年:みんなで決めた新たなビジョン】一人一人を主役に、ともにゆくい歩み寄り、笑顔とエネルギーを与える

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1.はじめに

こんにちは。NPO法人ひだまり ゆくいこども診療所です。
このたび、私たちはスタッフ全員が集まり、「私たちはどんな想いで活動していくのか?」を改めて考え直す機会をもちました。そこから生まれたのが、「一人一人を主役に ともにゆくい歩み寄り、笑顔とエネルギーを与える」という新たなビジョンです。

「ゆくい」は沖縄の言葉で「ゆっくり」「くつろぐ」というニュアンスがあります。私たちが目指すのは、子どもたちやそのご家族が心からリラックスしながら、自分らしく過ごせる場所をつくること。そのためにも、一人ひとりを“主役”として大切にしたいという想いが込められています。


2.ビジョンに込めた想い

● 一人一人を主役に

子どもたち、保護者の皆さん、そしてスタッフ自身も含め、誰もが自分らしく過ごせる環境をめざします。お子さんが笑顔で過ごす姿はもちろん、保護者の方にとっても安心して相談できる空間づくりを、これからも大切にしていきたいです。

● ともにゆくい歩み寄り

“ゆくい”の言葉通り、ゆったりとお互いを認め合いながら、互いのペースを尊重して歩んでいこうという姿勢が根底にあります。子どもたちが療育や医療を受けるときも、「どうすれば負担を減らせるか」「どうすれば少しでも楽しめるか」をみんなで考えていくことが大事だと考えています。

● 笑顔とエネルギーを与える

子どもたちはもちろん、関わるすべての人が笑顔でエネルギーをチャージできるよう、地域や多職種との連携も積極的に続けていきます。私たちがパワーを届けるだけでなく、皆さんの声や笑顔からこちらも元気をいただきながら、相互に支え合える場を築きたいです。


3.みんなでつくり上げたプロセス

スタッフそれぞれが「どんな未来を描きたいか」「子どもたちに何を提供したいか」、自由に意見を出し合う形で話し合いました。

  • 意見の共有:付箋を使って「大切にしたいキーワード」を見える化。
  • 言葉のブラッシュアップ:最初は漠然としたイメージやフレーズを持ち寄り、繰り返し検討して具体的な表現を固めていきました。
  • 合意形成:最後には全員が納得する形で文言を決定し、「よし、これならみんなでがんばれる!」という気持ちを確かめ合いました。

こうして生まれたビジョンには、それぞれの想いや得意分野が反映されているため、スタッフ全員が「自分たちの言葉」としてしっかり胸に刻むことができています。


4.これからの取り組み

このビジョンを軸に、私たちはさらに次のような取り組みを進めていきたいと思っています。

  • 多職種との連携:医師や看護師だけでなく、保育士やリハビリスタッフ、地域の方々と力を合わせてサポートを拡充。
  • 子ども・家族の声を活かす:小さな困りごとや、ちょっとした嬉しい出来事などを共有しやすい場を整え、日常的にみんなで解決策を探っていく。
  • 笑顔を生み出すイベント企画:楽しいイベントや勉強会などを通じて、笑顔があふれる場面を増やし、子どもたちや保護者の皆さんにとって「来てよかった!」と思える空間を創出。

5.おわりに

「一人一人を主役に ともにゆくい歩み寄り、笑顔とエネルギーを与える」――このビジョンを合言葉に、私たちはこれからも地域の子どもたちやご家族の皆さんを支えていきます。
みなさんにとって、ゆっくりくつろげる“ゆくい”の場所であり続けるように、一歩一歩成長していきますので、引き続きあたたかく見守っていただけると嬉しいです。今後の活動やイベントのお知らせも、ブログやSNSを通じて発信していきますので、どうぞお楽しみに!

ABOUT ME
宮城 大雅
宮城 大雅
ゆくいこども診療所 所長
3人の男の子のパパで、趣味は子育てと筋トレ。子ども達との遊びをこよなく愛する小児科専門医です。障がい児・者医療に携わり10年以上が経ち、子どもたちが笑顔でいられる医療とサポートを、これからも大切にしていきたいと考えています。
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